“リーダーシップ”という人間性

“リーダーシップ”という人間性


チリ落盤事故・救出のニュースで、非常に感動したのは、
33名のうちのほとんどが
「自分は最後でいい。仲間を先に」
と申し出た事実だ。

リーダーシップを取った人が、優れていたのは確かだろうが、
なぜ、1人も自己本位な行動に走らなかったのか、
不思議に思った。

極限状況において、人の心理がどう働くかを、
番組は『夜と霧』(V・フランクル)や、
仏教の修行・千日回峰行を紹介しながら、辿る。

地位も名誉も財産も、全て剥ぎ取られ、
裸の肉体だけ、という状況に置かれた時、
人は、大宇宙の中に生かされている、
1個の生命体に過ぎない“自分”を悟るという。


浅井信雄氏の、
「戦争という極限状態で、美談だけではない、
 悲惨な結果が多く生まれた事実を、忘れてはいけない」
というコメントに、その通りだと思った。

どちらに転ぶか分からない、危うさを抱えた生き物が、
私たち人類なのだと思う。

鍵を握るのは、やはり“リーダー”。

しかしそれは、職業としての“リーダー”ではなく、







Posted by 麥子 at 11:33│Comments(0)
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